こんにちは！
埼玉県川口市を拠点とし、草加市などで活動している有限会社ニッケイです。
道路舗装工事・外構工事・一般土木工事などのプロとして日々業務にあたっています。
土木工事において、盛土は大変重要な工程のひとつですが、盛土には注意しなければいけないポイントがいくつもあります。
今回は、腕の良い土木職人たちが盛土を行う上で大切にしていることについてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
盛土の目的
盛土の目的は、傾斜部分や他の土地よりも低くなっている土地に土砂を盛ることで地盤を上げ、凹凸のない状態にすることです。
盛土は、交通荷重に耐える・家屋を支えるのはもちろんのこと、河川や海沿いの止水、防水のために、更には貯水などの重要な役割を果たしています。
盛土の計画を立てる時は、崩壊や沈下が起こった場合の被害のことや復旧の難易度のことまで考慮にいれる必要があることを覚えておきましょう。
盛土を締め固める大切さ
盛土を締め固める目的は、経年と震災などによる崩壊や沈下が起こらないように頑丈な地盤にすることです。
盛土を締め固めるためには、難解な計算をして安定性を確かめながら作業を行い、その後の検査に通過し、更に地盤が落ち着くまで一定の期間を置かなければいけません。
これは、かつての震災時に、大規模盛土造成地と呼ばれた土地に深刻な被害があったことに起因しており、二度と被害を起こさないために厳しく盛土を締め固めることになっています。
盛土が安定するまでの期間
盛土が安定するまでの期間は、約3年から5年かかるといわれています。
盛土に異物が混ざっていることでなかなか地盤が安定しないこともある他、建物を建てた後に地盤が変化してしまい、数年後に地盤沈下が発生してしまうという事例も実際に起こっているのが現状です。
地面に砂を打ち込むことで地盤改良をし、土を盛り、土の水分量を調整するなどして締め固めていく盛土ですが、不安要素が全くなくなるわけではありません。
今後も職人たちが一つ一つの盛土に真摯に向き合うことが重要です。
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